SK(株)マテリアルズは、構成員をはじめ協力会社など取引関係にある利害関係者の人権侵害が生じないよう、構成員が守るべき方針として人権政策を確立しています。 また、2021年2月には国連グローバル・コンパクト(UNGC)に加入し、人権・労働など10原則を遵守するという決意を社内外に宣言しました。
人権経営方針
大韓民国憲法、世界人権宣言、ビジネスと人権に関する国連指導原則、国際労働機関憲章、OECD実査ガイドラインなど、人権・労働関連の国際標準やガイドライン、SKMS規範を根幹に据えて、顧客・構成員・株主など多様な利害関係者に対する価値を創出し、社会・経済の発展にとって中核的な役割を果たします。ひいては、人類の幸福に貢献する社会的責任と規範を遵守しながらビジネス目標を達成することを目指します。
全ての構成員を人間として尊重し、人権の侵害に該当するいかなる行為も生じないように努力する。
労働環境に関する国際基準、関係法令、内部規程を遵守することにより、快適な勤務環境をつくり、安全事故を防ぐため、継続的な努力をする
精神的・身体的な拘束により構成員の自由意志に反する労働を強要せず、雇用を条件にして、政府から発行された身分証、旅券または労働許可証の譲渡を要求しない。
15歳未満の児童や青少年を雇用しない。18歳未満の年少者については、現地国の労働関係の法律及び規程を遵守し、危険・有害業務に従事させない。
正規労働時間及び超労働時間は各国または地域の労働関係法規に定められた基準に従う。
構成員の賃金は、各国または地域の労働関係法規に定められた最低水準を上回るように定める。
性別・人種・国籍・民族・宗教などいかなる理由でも雇用に当たって差別をせず、同様の理由で賃金・昇進など勤労条件を差別しない。
各国または地域の労働関係法規に基づく結社の自由と団体交渉権を保障し、労働組合への加入・活動・結成などを理由に不利益な取り扱いをしない。
全ての人は、意見及び表現の自由を有し、また干渉を受けることなく自己の意見を持つ自由並びに国境や媒体などの制限を受けることなく情報を取得し、思想を求め、意見を伝える自由を有する。
全ての利害関係者の人権保護のため、各地域の法規に基づき利害関係者の個人情報を保護する。当事者の同意なしに個人情報を利用し、又は他の用途に使用しない。
SK(株)マテリアルズは、全ての利害関係者の人権を強化するのため、段階的ロードマップを策定し、履行しています。人権経営方針及び集中管理領域の設定、教育及び人権影響評価の実施、成果の開示・履行の範囲拡大を通じて人権経営を実践します。
人権影響管理プロセス
SK(株)マテリアルズは経営活動過程で利害関係者の人権を侵害する事件が生じないように、人権影響管理プロセスを構築し、運営しています。
人権侵害予防プログラム
SK(株)マテリアルズは人権侵害を未然に防ぐため、全構成員に対し、毎年テーマ別定期教育プログラムを実施しています。
セクシュアルハラスメント防止教育
障害者に対する認識改善教育
個人情報保護教育
職場いじめ防止教育
障害者標準事業所「幸せ同行」の運営
SK(株)マテリアルズは、障害者の安定した雇用を確保し、構成員の多様性を図るため、子会社型の障害者標準事業所である「幸せ同行」を運営しています。
幸せ同行には車いす傾斜路、障害者用トイレ、点字ブロック、障害者専用駐車スペースなど、障害者に配慮した設備を整えており、韓国障害人雇用公団から障害者標準事業所認証を取得しました。
幸せ同行では社屋室内外の環境美化、社内洗濯室、郵便サービスなどを担当しています。SK(株)マテリアルズは幸せ同行の事業分野を制限することなく、福祉支援業務の中から障害者構成員に出きる分野を発掘していく予定です。
SK(株)マテリアルズは幸せ同行を通して障害者の経済的自立をサポートし、障害者に対する肯定的な認識を広げていきたいと思います。幸せ同行が、障害を持った構成員たちにとって夢を叶える幸せな職場になれるよう、引き続き関心を持って支えていきます。
構成員教育
SK(株)マテリアルズは、全構成員を対象に体系的な教育訓練プログラムを運営し、多様なプログラムを通じて内部移動性に焦点を合わせて構成員の能力やスキル向上をサポートしています。SKグループのオンライン教育プラットフォーム(mySUNI)を活用して自己主導的なEラーニング文化づぐりに努めています。また、AIリテラシーやDXリテラシー教育などDX(Digital Transformation)能力を強化する活動だけではなく、構成員と会社の持続可能な成長のため、社会的価値と幸せに関する教育を実施しています。構成員はそれぞれの職務に求められる能力・スキルに応じて個人年間受講計画を立て、自律的に教育プログラムに参加しています。
人材育成体系
印材育成プログラム
リーダーシップ
構成員のリーダーシップ力を高めるためのELP(Executive Leadership Program)、FLP(Future Leadership Program)、HLP(HIPO*Team Leader Program)プログラム及び職級別のリーダーシップ・ワークショップを行っています。また、準備できた構成員がリーダーになれるよう、次期役員候補向けのリーダーシップ教育と新任管理者対象の課程を実施しています。特に女性管理職候補者については、しっかりとリーダーシップを発揮できるように女性リーダーシップ課程でサポートしています。
*HIPO:High Potential、中核人材
SK Values
構成員と会社の持続可能な成長を図るため、新任の役員・チーム長にはリーダーシップ及び管理能力教育を、中途採用者にはグループへの所属感及びアイデンティティ確保教育、SKMS*ワークショップを実施し、また新入にはSoft Landingプログラムを利用した入門教育などを行っています。
*SKMS:SK Management System、SKの経営管理体系
職務力量
それぞれの職務に求められる能力やスキルを開発するため、モバイルアカデミーによるグループコアバリュー及び自己啓発向けコンテンツの提供、グループレベルでの職務技能、事業領域別の事例研究、また実習については反転学習(Flipped Learning)*を提供するスキルスクールを運営しており、半導体産業・エンジニアリング基本教育、エンジニアリング専門家及び技能職現場専門家育成プログラムなどの技術・職務教育を行っています。
*Flipped Learning:サイバーで自主的な理論学習をした後、講義室などで討論・参加・体験 学習を行う混合型学習方法
グローバル
グローバル人材を育成するため、構成員の外国語能力向上のための語学教育、海外法人派遣候補者向けのSoft Landingプログラムであるグローバル能力教育などを行っています。
構成員の仕事と生活の調和をサポート
SK(株)マテリアルズは、「構成員の幸せが明日の原動力」をモットーに仕事と生活の調和をサポートする政策を立て、取り組んでいます。「構成員の成長、仕事と余暇、相互尊重」という3つのサブ領域を中心に幸福112(幸せに働く12の約束)キャンペーンを継続的に実施し、構成員の幸せを応援し、仕事と生活の調和をサポートしていきたいと考えます。この「仕事と生活の調和」サポートプログラムは、契約社員と派遣社員を含むSK(株)マテリアルズの構成員全員に提供されています。
SK(株)マテリアルズは、構成員の幸せとワークライフバランス(WLB*)をサポートするための中長期ロードマップを策定しています。 WLB制度と文化を定着させるための多様な活動を継続的に展開し、これを基に構成員の幸せ成果を最大にしていきます。