会社紹介
SKトリケムは、プリカーサー事業分野で長年の業歴を誇る日本の株式会社トリケミカル研究所と共に2016年設立した合作法人で、お客様のニーズを反映したさまざまな半導体プリカーサー製品ポートフォリオと安定的な生産運営能力を備えた韓国No.1プリカーサー専門企業として超高速成長を遂げています。半導体素材技術を活用したディスプレイと環境にやさしい製品へと事業領域を拡張し、Global Top Precursor企業を目指しています。
SKトリケムで生産している製品は半導体素子の製造工程で薄膜を蒸着する用途に使用される有機金属化合物です。 主な生産製品としては、DRAM半導体生産時にALD工程を活用した誘電体幕の蒸着に用いられる高誘電率のHigh-k前駆体(Hf系、Zr系、Ti系)、高積層3D NANDの生産及びCVD/ALD工程によるSiO2薄膜蒸着用途の低誘電率Low-k前駆体(Si系)などがあります。
多方面でのプラント運営ノウハウによる安定したプラント稼働
次世代アイテムの開発に注力するためのR&D専門組織の構築
顧客のニーズに即刻対応するための拠点オフィスの運営
半導体の微細パターン薄膜蒸着工程用の有機金属化合物であるプリカーサーの研究・開発・生産・販売
Application | Product | |
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Zr-Precursor | ALD工程によるZrO2薄膜蒸着 | CpZr |
Si-Precursor | CVD/ALD工程によるSiO2薄膜蒸着 | BTBAS, 3DMAS, OMCTS, 4MS |
Ti-Precursor | ALD工程によるTiO2薄膜蒸着 | TiO2 |
Hf-Precursor | ALD工程によるHfO2薄膜蒸着 | CpHf |
Zr-プリカーサー、Si-プリカーサー、Ti-プリカーサーなど最高品質の次世代素材を開発しています。 特殊ガスのグローバルNo.1 SKマテリアルズは半導体素材市場で築き上げた信頼と顧客対応力をベースとして、日本のトリケミカル研究所のプリカーサー技術力を集約し、今後、未来成長を牽引する原動力としての役割を果たしてまいります。
前駆体は半導体工程中、反応器へ数種類の反応気体を導入し、化学反応を起こして目的の物質の薄膜をウェーハ上に蒸着する使用されます。半導体の微細化や積層構造の増加により、その需要の成長が期待されます。
半導体DRAMのキャパシタ製造工程で使用され、ALD工程によるZrO2薄膜蒸着の用途に使用されます。
半導体DRAMと3D-NAND製造工程で使用され、CVD/ALD工程によるSiO2薄膜蒸着の用途に使用されます。
半導体DRAMのキャパシタ製造工程で使用され、ALD工程によるTiO2薄膜蒸着の用途に使用されます。
半導体DRAMのキャパシタ製造工程で使用され、ALD工程によるHfO2薄膜蒸着の用途に使用されます。
SKトリケムは、2026年までにNet ZeroとRE100の同時達成を予定しており、 詳細な削減計画と履行手段はSK(株)マテリアルズのネットゼロレポートに盛り込まれてステークホルダーに共有されています。
SKトリケムは、大気環境保全法、水環境保全法など国が規制している環境関連法規を遵守するため、
大気・水質・廃棄物分野などに関する環境手順などを設け、その履行レベルを常に点検しています。
特に、2021年にはSHE法規及び社規の遵守状況をモニタリングするため、独自のコンプライアンス・モニタリング・プロセスを強化しました。
環境法規に対する社内遵守評価表をアップデートして法規改正事項、最近のSHEイシュー、他社の法規違反事例などを反映しており、
各事業所ではこれに対する自主評価を行い、その結果について環境経営チームが検証を行いました。
また、事業所から排出される汚染物質に対して法的排出許容基準よりも厳しい自主管理基準を適用して管理しています。
これにより、法規違反を未然に防ぎ、環境影響を最小限に抑えることができると期待しています。
Process | Enablers | |
コンプライアンスの自主点検項目及び評価表の作成
自主評価ガイドラインの作成・教育
周期的な自主評価(1回/四半期)
自主評価結果の検討(環境経営チーム&SHE企画チーム)
改善計画の策定
経営層に報告
改善の実施
改善結果の検討(環境経営チーム&SHE企画チーム)
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評価基準の標準化 |
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コンプライアンス評価教育 |
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常時点検の実施 |
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検証強化及び報告改善 |
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SKトリケムは2026年までカーボンニュートラルを達成しようとするNet-Zero計画を樹立・履行しています。 また、「地球の平均気温の上昇を産業革命以前から1.5℃に抑える努力する」というパリ協定の目標に合わせ、政府および関連機関の活動に参加してコミュニケーションし、全地球的な長期目標を達成するために寄与したいと思います。
SKトリケムは、安全で健康的な事業所と環境にやさしい企業文化の構築を目指して、安全・保健・環境(SHE)方針を策定し、構成員だけではなく地域社会、顧客会社、協力会社など利害関係者みんなの安全・保健・環境管理の強化に取り組んでいます。
SKトリケムは、経営活動の全ての段階で人と環境の保護を最優先価値として追求するとともに、 品質確保による顧客満足を最高価値として追求し、構成員及び利害関係者からの信頼確保と、持続可能なSHE&品質経営の実現を目指して、次の事項を積極的に実践する。
SHE中心の経営を通じて構成員、地域社会、顧客会社、協力会社など全ての利害関係者から信頼される 安全で健康的な職場づくりを継続的に進める。
環境配慮設計、資源の効率的使用及び最適な汚染防止施設の導入により汚染物質の排出を最小限に抑え、 有害化学物質の体系的な管理及び透明な情報開示により、事業所と地域社会の環境を保護する。
安全保健・環境関連法規及び利害関係者のニーズの遵守を徹底し、 最高水準のSHE経営体系を構築して透明に開示することにより、利害関係者からの信頼を確保する。
全構成員は、SHE価値の向上を経営の中核課題として認識し、参加と協議を通じてSHE経営体系を強固にする。
SKトリケムは、単なる品質を超え、国際環境管理規格の遵守及び各顧客に最適なサービスを提供することで、顧客安全事故ゼロに向けた積極的な取り組みを行っています。 品質と安全の側面から最高の価値をお客様に提供し、顧客幸福を追求していこうと思います。
SKトリケムは、単なる品質を超え、国際環境管理規格の遵守及び各顧客に最適なサービスを提供することで、顧客安全事故ゼロに向けた積極的な取り組みを行っています。 品質と安全の側面から最高の価値をお客様に提供し、顧客幸福を追求していこうと思います。
顧客満足の価値を創造するパートナーとして、最高品質の製品とサービスを提供することで顧客幸福を追求する。
一歩先を行く高度化された品質システム運用と継続的な品質革新により、顧客と差別的な品質競争力の信頼関係を築く。
技術の開発・発展を通した革新的製品開発により、顧客満足を提供する最高のパートナーになる。
全ての構成員は、VWBE*組織文化をもとに世界最高の品質経営の実行に全力を尽くして同参する。
* Voluntarily, Willingly, Brain Engagement
SKトリケムは、当社と協力関係を築いている協力会社との本当の意味での同伴成長を目指して努めています。 協力会社を対象として、経営、技術、品質、環境及び安全領域に区分された最初評価と事後定期評価を実施しており、ESGリスク評価と管理を通じて協力会社のESGレベルを高めていきたいと思います。
持続可能なサプライチェーン管理体系の確保
責任ある調達
協力会社との同伴成長
SKトリケムは、構成員をはじめ協力会社など取引関係にある利害関係者の人権侵害が生じないよう、 構成員が守るべき方針として人権政策を確立しています。
大韓民国憲法、世界人権宣言、ビジネスと人権に関する国連指導原則、国際労働機関憲章、OECD実査ガイドラインなど、人権・労働関連の国際標準やガイドライン、SKMS規範を根幹に据えて、顧客・構成員・株主など多様な利害関係者に対する価値を創出し、社会・経済の発展にとって中核的な役割を果たします。ひいては、人類の幸福に貢献する社会的責任と規範を遵守しながらビジネス目標を達成することを目指します。
全ての構成員を人間として尊重し、人権の侵害に該当するいかなる行為も生じないように努力する。
労働環境に関する国際基準、関係法令、内部規程を遵守することにより、快適な勤務環境をつくり、安全事故を防ぐため、継続的な努力をする。
精神的・身体的な拘束により構成員の自由意志に反する労働を強要せず、雇用を条件にして、政府から発行された身分証、旅券または労働許可証の譲渡を要求しない。
15歳未満の児童や青少年を雇用しない。18歳未満の年少者については、現地国の労働関係の法律及び規程を遵守し、危険・有害業務に従事させない。
正規労働時間及び超労働時間は各国または地域の労働関係法規に定められた基準に従う。
構成員の賃金は、各国または地域の労働関係法規に定められた最低水準を上回るように定める。
性別・人種・国籍・民族・宗教などいかなる理由でも雇用に当たって差別をせず、同様の理由で賃金・昇進など勤労条件を差別しない。
各国または地域の労働関係法規に基づく結社の自由と団体交渉権を保障し、労働組合への加入・活動・結成などを理由に不利益な取り扱いをしない。
全ての人は、意見及び表現の自由を有し、また干渉を受けることなく自己の意見を持つ自由並びに国境や媒体などの制限を受けることなく情報を取得し、思想を求め、意見を伝える自由を有する。
全ての利害関係者の人権保護のため、各地域の法規に基づき利害関係者の個人情報を保護する。当事者の同意なしに個人情報を利用し、又は他の用途に使用しない。
SKトリケムは、「地域社会と幸せを分かち合い、共に成長する企業」というスローガンのもと、 社会問題の解決、未来人材の育成、幸せ分かち合い活動に対する推進方向を定め、社会に貢献するために努力しています。
推進方向 社会問題の解決 |
未来人材の育成 | 幸せ分かち合い活動 |
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SKトリケムは、SKMSを根幹に据えて、顧客・構成員・社会など多様な利害関係者に対する価値を創出し、社会・経済の発展にとって中核的な役割を果たすことにより、人類の幸福に貢献したいと考えます。構成員が守るべき正しい行動と価値判断の基準である倫理規範を倫理経営の基本準則として、予防(Prevention)・識別(Detection)・対応(Response)から成る倫理経営プロセスに沿って倫理リスクを判断し、これを改善しています。
SKトリケムは、倫理経営を企業の持続可能な経営の最重要課題と認識しています。 「反腐敗発生Zero」の目標と非倫理・反腐敗行為に対するゼロ・トレランス・ポリシーに則り、倫理経営3C(Code、Compliance、Consensus)システムを構築し、公正で透明な企業文化の醸成と倫理経営実践のために努力しています。
SKマテリアルズエアプラスは、公正取引関連規制に先んじて取り組み、共生協力の実践という社会的責任をより体系的に履行するため、公正取引自律遵守プログラム(Compliance Program、CP)を導入しています。
また、公正取引自律遵守管理者を選任し、CP運営規程を制定するなど公正取引自律遵守の体制を構築しました。
SKマテリアルズエアプラスは、倫理経営規程中に「公正な取引と競争」の原則を定め、公正取引関連法規及び会社CP運営規程を明確に理解した上で遵守することを明示しています。これとともに、CP運営規程中の役員・社員の義務条項により競合事業者及び取引相手との不公正取引行為を厳しく禁止しています。
また、協力会社の知的財産権及び技術情報を保護するため、取引時に作成する物品取引基本契約には第41条(技術資料の提供など)を置いてあります。この条項により、協力会社より提供された資料のうち機密保持の必要がある資料について、情報受領者としての守秘義務を果たすことを明記しています。