SK materials

用水

SK(株)マテリアルズは、ライフサイクルアセスメント（Life Cycle Assessment）の観点から、取水・消費・廃水処理など水資源を利用する前の段階でリスクを特定し管理しています。他の製造産業に比べて水消費量は少ないが、殆どの生産工程で用水が使われているので、工程における用水使用効率向上と廃水の再利用向上、廃水の性状別の再処理工程の設計など、環境負荷の最小化に重点を置いた取り組みを進めています。また、SK(株)マテリアルズは2021年末現在、全ての重要工程において廃水再利用率8％となっており、これを代替水元として活用し、水供給リスクを最小化しています。

廃棄物

SK(株)マテリアルズは、廃棄物管理基準を定め、廃棄物処理プロセスの一元管理により、常駐の協力会社を含めて栄州工場地域内で発生する廃棄物を直接管理し、適法な手順で排出しています。また、工程の廃水処理システムを改善し、廃水処理過程で発生するスラッジを再利用するなど、全ての重要工程から発生する廃棄物による環境影響を最小限に抑えるため、再利用の取組を継続しています。

＊ZWTL：Zero Waste To Landfill、埋立廃棄物ゼロ認証制度

低炭素体系の構築

SK(株)マテリアルズは、利害関係者からの信頼とカーボンニュートラル価値を追求するため、CDPを通して気候対応経営成果を透明に開示しています。また、顧客に低炭素価値を提供するため、カーボンフットプリント認証を主要製品へ拡大しています。

汚染物質及び有害化学物質

SK(株)マテリアルズは、全ての重要工程において、生産活動による水質・大気汚染物質の排出を最小限に抑えるため、法的規制よりも厳しい社内管理規程を定めて運営しています。今後は、社内管理規程をより強化し、水・大気環境保全法上の排出許容基準の80％以下から、50％以下（一部は70％）へと、より厳しい管理・運用を目標としています。また、化学物質管理システムを利用して、化学物質の危険性を評価し、法的要求事項の遵守状況を検証しおり、流出による事故を防ぐため、有害化学物質施設及び輸送車両に対する徹底を管理しています。さらに、化学物質事故の予防・対処のために環境事故対策システムを運用するとともに、地域社会との安全協力体制による事故予防及び事故発生時の被害最小化を目指し、万全を期しています。